過去にお世話になった方に、いつまで贈答をつづけたらよいかは微妙な問題です。知り合いのある偉いお役人が、「ぼくは若いときに世話になった上役には、ずっっと贈り物をつづけているよ。いまじゃみんな引退組ばっかりさ。そりゃ現役時代と退役してからと同じものというわけではないけどね」と話していました。ふつうは仕事上の縁が切れたら贈答もやめるというのが当たり前です。しかし、仲人をしてもらったとか、子どもの名付け親になってもらったなど、個人的にお世話になった上役には地位に関係なく、いつまでも贈り物をつづけたいものです。品物でなく、手紙一本に託した「心」でもけっこうではありませんか。また、結婚後の相方の親同士のつきあい方についていえば、姻戚関係になったわけですから、全くつきあわないというわけにはいきません。ただ、あまり杓子定規に考えないほうがよいと思います。仲よくしたいと思えばつきあいを深めればよいでしょうし、年齢や生活感覚が違いすぎて、気がすすまない場合は、お中元やお歳暮を贈ったり、暑中見舞いや年賀状を出すとかいっか季節の挨拶程度でよいでしょう。嫁いだ人と実家の関係からいえば、盆暮れというより、父の日、母の日、誕生日、結婚記念日などに親愛の情を表わせばよいのではないでしょうか。
お見合い当日の服装については男性はスーツ、女性はワンピースや訪問着、小紋が一般的ですが、相手とのバランスも考慮します。ただ、お見合いの席は緊張しがちですので、普段から着慣れている服装にするのも一案です。また、女性の場合、メイクはさりげなく、自然な明るさを大切にしましょう。服装は相手とのバランスを考えて。アイシャドーをいつもより濃くしたり、パーティー用の派手なアクセサリーを昼間から身に付けるのは、「明るい人」という印象よりも単に派手に見えるだけで、マイナスイメージになりかねません。そして、お見合いの、その日のうちに仲介者には報告とお礼の電話をします。交際を続けるかどうか、その日に判断できないときは、「あらためでご返事します」とていねいに対応しましょう。また、1週間以内にはっきりとした返事をすることも、忘れてはならないポイントです。縁談を断わる場合は、相手を非難したり、傷つけるような言い回しはしないことです。自分の落度も印象づけるように、やわらかく断ります。しかし、自分の考えがはっきりしないために「お友だちとしてのお付き合いなら……」といった不明瞭な返事は、仲介者や相手に対して失礼となりますから注意しましょう。
お中元やお歳暮に何をもらうとうれしいか?というアンケートを主婦にすると、ダントツで人気なのがギフト券だ。たしかに欲しいものが買えるとなれば、贈るほうも、あれこれ迷って選んだけれども喜んでもらえるかどうかわからないというような品物よりも、そちらのほうが効果的と考える。ただ、贈ったギフト券で何を買ったのか?と贈り主は考えるに違いないから、たんに「ありがとうございました」の礼状だけですませてはいけない。おいしいお肉を買って家族でバーベキューをしたとか、素敵な食器セットを買ったので、ぜひ一度遊びにいらしてください…というような使い道を書き添えておくと、相手の気持ちに十分応えることになる。以上のマナーをしっかりと守りたいですね。
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