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美しいドイツのクリスマス

キリスト教徒でもない日本人がなぜか大騒ぎするクリスマスも、例えばドイツなどではイヴの約4週間前からアドヴェンド(降誕節)と呼ばれる期間に入り、毎日様々な宗教的行事が行われる。いずれも厳粛で静かで、そして美しい。この時期、ドイツの各都市ではクリスマスマーケットと呼ばれる市が街の広場で開かれ、大勢の市民で賑わう。そして1か月近く続く宗教行事の締めくくりとしてイヴの夜12時に教会のクリスマスミサに出かけるのだ。そして25日は親族だけで集まり、各家庭の伝統的な料理を楽しむのだ。クリスマスに限らず、キリスト教の宗教行事のシーズンに各都市を訪れる時は、信仰しないまでもその意味をキチンと理解する習慣をつけるといい。主なキリスト教の年中行事とその意味は、次のとおりだ。○カーニバル(3月)キリストが荒野で断食したことを想い出して、信者が精進期間に入る直前のお祭り。3、4日間続き、特に最終日は告解火曜日(マルディグラ)と呼ばれて盛り上がる。○イースター(4月)死後3日目に復活したキリストを祝うお祭り。殻に色をつけたゆで卵を食べ、早朝戸外に出て日の出を迎える。各教会ではハレルヤコーラスも行われる。○感謝祭(11月)11月最後の木曜日に行われる祭りで、七面鳥を食べて祝う。街ではパレードも行われる。○クリスマス(12月)約1か月間続く最大の年中行事。

ハワイの知られざる顔

早朝、まだ人通りの少ない頃、ワイキキビーチでは新しい白砂をビーチに入れている面白い風景が見られるはずだ。自然の砂ではないのか、とガッカリする人もいるかもしれないが、ワイキキビーチでは毎日砂を入れ替える作業を行うとともに、前日の砂に交じったゴミやガラスの破片などを専用の大型クリーナー車で除去する作業も行っている。こうした手入れを毎朝続けているからこそ、世界中から観光客が訪れる頃には、期待どおりの白く美しいビーチとなっているというわけである。「人工」でありながら、それをあたかも自然のように見せるのが、アメリカ人のリゾートに対する考え方だ。そして、人工だからこそ、いつまでもダイヤモンドヘッドを望む美しいワイキキの風景が見られるというわけである。ビーチひとつをとっても、ハワイにはまだこうした知られざる顔が沢山残されているのだ。

西郷、大久保が生まれたのは加治屋町の下級士族屋敷

西郷、大久保が生まれたのは加治屋町の下級士族屋敷だが、この付近にハイテクを駆使して維新の偉業を讃えようという「維新ふるさと館」がオープンしている。薩摩半島の南端に聳える開聞岳は薩摩富士と呼ばれるが、全国のミニ富士山のなかでももっとも整った形を見せ、伊能忠敬からは日本一の絶景と賞された。南方の海上からもよく目立ち、中国から帰国する遣唐使にとっても「日本に着いた」というよい目標だっただろう。一九九六年にオープンした山川町の「フラワーパークかごしま」は国内最大級の花のテーマパーク。薩摩半島西部の吹上浜は四〇キロにも及ぶが、夏にはサンドアートの祭典が開かれる。札幌の雪祭りの裏番組といったところ。県内には菱刈などの金鉱山がなお採掘を続けているが、串木野鉱山では一部をテーマパーク化してトロッコで黄金郷の旅ができる「ゴールドパーク」を開設している。また、鹿児島は離島が多いが、種子島はロケット打ち上げ基地がある。屋久島は九州最高峰の宮之浦岳など全島ほとんど山という島で、樹齢七千二百年の縄文杉など巨木が林立する原生林は世界自然遺産に指定されている。ただし、日本一の大木は県内の蒲生町八幡神社のクスの木で樹齢千五百年だが、幹回り二四メートル、高さ三三メートル。奄美諸島はもともと琉球に属したが、薩摩藩によって直属の地とされた。戦後は一時、米国に統治されたが昭和二十八年に返還された。