バブルの頃、海外から有名ブランドがどんどん日本に上陸していて、フツーの女の子でも高級ブランドのものを手に入れるようになった。学生時代の友達でも、証券会社に行ったりすると、「お父さんにボーナスの額は言えない。私の方が多いなんてかわいそうで」なんていいながら、ロレックスのオイスターを見せてくれた。それでも、友達の買ったステンレスの後から、ゴールドとのコンビとか、ダイヤ入りのとか豪華なタイプがどんどん出てきていた。友達にとっても、初めての大きな買い物で一生もののつもりだっただろう。その後も、ショパールのダイヤが動く時計を買って見せてくれたことはあるけれど、彼女にとって、あのロレックスは今でも特別な思い入れがあるんじゃないかな。