メニュー

サイト基本情報


クチュール界の生ける化石

99年、グッチがサンローランのプレタポルテとフレグランス部門を買収。99年秋冬より「リヴーゴーシュ」のデザインを担当してきたアルベールエルパスは解任され、2001年春夏からはグッチのトムーフォードが手掛ける。「最後のクチュリエ」と呼ばれる。60〜70年代には業界の常識を破る新しいシルエット、プリント、色を次々に発表していった、ディオールと並ぶクチュール界の天才。確かなクチュール技術を持ちながら、いち早くストリートファッションにも目を付け、消化してきた。しかし、プレタポルテの時代に入っても、かたくなにクチュール技術を守ってきたため、今では大人が安心して着られるエレガンスな服に落ち着いてしまった。なお、ストリートファッションをいち早く取り入れてきたサンローランはホップカルチャーにも関心がされたのは、やはりオートクチュール部門のみ。高く、アンディーウォーホルとも親交があった。かつてはファッション界随一の新しいもの好き。アングラ全盛期にはセルフヌードまで撮っている。業界では「クチユール界の生き証人」「クチュール界の生ける化石」と呼ばれているとか。

小売りからアパレルを一気通貫させたSPA業態

SPAの業態がはっきりと浮かび上がってきたのは、ここ数年前からのことだ。ちょうどアパレル企業が既製服販売業といわれた六〇年代後半ごろから転換したように、アパレルから小売りへ進出し、小売りからアパレルを一気通貫させたSPA業態が、開花しようとしている。しかし、一つの業態が市場に定着するには三〜四年かかる。二〇〇二年から二〇〇三年にかけ本格的な参入も始まっている。SPAの先発企業としては、次の三つのパターソがみられる。(1)アパレル主導のSPAグループ(ワールド、ファイブフォックスなど)(2)小売主導のSPAグループ(ユニクロ=ファーストリテイリング、無印良品=良品計画など)(3)アパレル主導の準SPA(オンワード、レナウンなど)なお、準SPAとはオンワードのように郊外のショッピングセンター前から急ピッチで直営店を出店しているが、同社ではSPAと呼んでないもの。なぜなら小売りへの進出を公言していないためだ。このタイプの中で、最も多いのはアパレル主導のSPAである。先だっての繊研新聞社のアンケート調査で、今後、生き残っていくにはSPA業態以外にはないと業界人は認識していることからもわかる。

おしゃれを模索していかなければ

「着る服がないのよ」出かけるたびに服を新調しているかに見えた友人が言った。「ウソ、いっぱいあるでしょう」私もこういうふうに言われることがある。本当にないのだ。彼女も言った。「本当にないのよ。というより、着られるものがないの」今まで気に入って着ていた服が似合わなくなっているから、数はあってもないのと同じだと言う。これは中年になってからの共通の悩みである。年を重ねるごとに悩みは深くなっていく。「どうしたものかしらね」五歳年下の友人にこの話をしたら、「それは体形を保つ以外にないわ」と、きっぱり。それをあきらめかけていた自分に気づく。体形が崩れなければ、もちろんどんな服でも着られることに間違いはない。ここは努力して、若い時の体形を取り戻し、それから年齢に合ったおしゃれを考えるための再出発もありえるかな。ないない、そんなことができるわけがない。だからこそ悩むのだ。体形の衰えを早めない努力はもちろん必要だが、そんなことは白然の流れ、逆らうことはできない。それを魅力のかとつととらえて、そのうえでのおしゃれを模索していかなければ。